2019年3月30日土曜日

2019/03/30 (Sat)

これまでサイト管理に利用していたYahoo!ジオシティーズが2019年3月末にサービスを終了するにあたり、私が個人的に作成&管理していたサイト「std_sk's notebooks(http://sky.geocities.jp/std_sk/)」を閉鎖することにしました。

DCSWorldやSAM Simulator関連の私的興味は当ブログでぼちぼち継続できれば、とぼんやり考えていますが、Lock On: Flaming Cliffs(LOFC)関連の内容は現状に沿わなくなってますし、今回がちょうどいい機会だと判断しました。

これまでご利用いただきました皆さまには、心より御礼申し上げます。

2019年1月2日水曜日

2019/01/02 (Wed)

SAM_Simの開発者:hpasp氏がまとめた「History of the Electro-Optical Guided Missiles(https://sites.google.com/site/samsimulator1972/home)」の和訳版「光波誘導式ミサイルの歴史」を作成しました。

http://sky.geocities.jp/std_sk/study/HistoyOfTheElectroOpticalGuidedMissiles_ver101j.zip

SAM_Simには登場しない赤外線誘導式ミサイルに関する読み物ですが、ミサイルがどうやって目標を追いかけるのか、その攻撃をどうやって躱すのか、東西冷戦時における[ミサイル誘導システム]vs[誘導妨害システム]の技術開発競争を、それぞれのシステムの発展経緯に沿って解説した面白い内容です。
また、本書で取り上げられている各システムはDCSWorldに数多く登場しており、それぞれの能力的な区別もそれなりに図られています。同ゲームをプレイしながらあれこれと考えてみるのも面白味の一つかと思います。

<蛇足>
DCSWorldにおける各種ミサイルの能力設定は「missiles_data.lua(\Scripts\Database\Weapons\missiles_data.lua)」を中心に同Weaponsフォルダ内の各luaファイルに記載されています。ファイル内の各設定項目には解説が付け加えられています。
また、こういったミサイル関連の話題はDCSWのロシア語フォーラムにあるスレッド「 Ракеты в DCS(https://forums.eagle.ru/showthread.php?t=93834)」で議論されています。
※私は露語がほとんど分からず英語が多少読める程度で、googleの機械翻訳を通じて関心のある用語やキーワードを軸に拾い読みしています。

2018年6月6日水曜日

2018/06/06 (Wed)

<SAM Sim 開発終了>

SAM Simulatorの開発者であるhpasp氏が2018.04.30付でホームページを更新し、「SAM Simulationの現バージョン(v0.930.2)を以て同分野に関する開発活動を終了する」とのコメントを掲載しました。(https://sites.google.com/site/samsimulator1972/home)

「終了」と聞くと寂しい気もしますが、コメントにはさらに続いて「新たな"Realistic to the Switch" シミュレーターに取り組んでいる」と書かれています。数年前からソ連/ロシアのソユーズ計画に関心を持っているとコメントしていましたし、新たなテーマに取り組んでいるようです。(http://simhq.com/forum/ubbthreads.php/topics/3879339/re-future-plan-sam-simulator#Post3879339)

過去にWeb上に掲載されたインタビューを読むと、hpasp氏は軍関係の仕事に就いた経験も、ソフトウェア・プログラミングの経験もなかったそうです。(http://www.reddoorbluekey.com/features/interviews/realistic-switch-interview-sam-simulators-hpasp/)(※現在このページは存在しないようです。Internet Archive等でコピーページを探せば読めます)
そんな中で彼は自身の興味からスタートして資料調査と現地取材を丁寧に積み上げ、自身の意図を最も反映させ易い手法を駆使して「SAM Simulator」という素晴らしいソフトウェアを作り上げたわけであり、そういった彼の製作スタイルをみていると「作家」という印象を強く受けます。

この「作家」が今後どういうメッセージを発信してくるのか、とても楽しみです。

(※この内容は翻訳の勉強を兼ねて'Google翻訳'を使って書きました。読みにくい点はご勘弁ください)

2017年8月11日金曜日

2017/08/11 (Fri)

2017.08.01に、SAM Simulator v.930.2が公開されました。
https://sites.google.com/site/samsimulator1972/home

ランタイムエラー52の表示と共にインストールに失敗するトラブルに対応した修正版とのことです。(http://simhq.com/forum/ubbthreads.php/topics/4372376/request#Post4372376

ところで
SAM Simulatorの新版をインストールするに当たって旧版を既にお持ちの場合は、Windowsの「設定>アプリと機能」或いは「Control Panel>Programs and Features」を使って旧版を予めアンインストールしておくことをお勧めします。
私の環境では、旧版に新版を上書きすると3DAAR作成に失敗するトラブルが発生しました。

2017年3月26日日曜日

2017/03/26 (Sun)

<DCSWorldに関してちょっと気になる仕様変更>

昨冬のコメントによれば、DCSWorldの開発メーカー:Eagle Dynamicsとそのサードパーティメーカー:Belsimtekが共同でDCS:F/A-18Cのモジュール開発を進めているとのことです。
https://ja-jp.facebook.com/belsimtek/
https://forums.eagle.ru/showpost.php?p=3000741&postcount=851

となると、気になるのはプラットホームであるDCSWorldにどのような変更が加えられるのか?という点ですが、年明けに発表されたDCSWorld ver.1.5.6更新の中でちょっと気になる仕様変更がありました。

具体的には、AI制御の地上レーダーシステムの挙動に変更が加えられ、中・長距離SAMシステム(DCS内では複数のユニットで構成される地対空ミサイルシステム)のグループ内に属する目標追跡レーダーユニット(DCSではTRユニットと呼ばれる)が照射するレーダー波について、その照射範囲内(およそ水平角:90度の範囲内)にいる航空機のRWRやARM用センサーは敵味方関係なく全て警報を出すようになりました。
旧版では、複数のプレイヤー機が敵SAMシステムの迎撃範囲に進入した場合、TRユニットに狙われた機のセンサーだけが反応し、それ以外の機のセンサーは反応が出ない仕様でしたので、TRユニットに狙われた機だけしかARMを撃込めませんでした。その点が改善されたということです。

これによって、中・長距離SAMシステムを相手に対レーダーミサイルを使った複数プレイヤーによる連携攻撃プレイに幅が生まれたわけで、F/A-18Cの登場と合わせて考えると何だかいろいろ妄想が膨らみます。

もう一つ、今回の仕様変更によってシングル&マルチプレイでのAI地上ユニットのレーダー挙動がAI航空ユニットのレーダー挙動とほぼ統一され(AI航空ユニットのレーダー挙動は旧版で既に仕様変更となっています)、マルチプレイでの対人対空戦におけるレーダー挙動だけがLOMACスタイルのまま取り残された状態になりました。つまり、プレイヤーの周囲でレーダーを用いる存在がAIなのか人間なのかでRWRの反応が異なるということです。

ワケワカラン状態ではありますが、オモシロイ状態だとも思いますので、できれば何がどういう風に変わっているのかを図案化して考えてみたいですね。

2017年3月13日月曜日

2017/03/13 (Mon)
https://sites.google.com/site/samsimulator1972/home

久しぶりの更新となります。

先月末の2017.02.26に、SAM Simulator v.930(後に修正版:v.930.1)が公開されました。追加点は主に以下の2つです。

・SAMシステムに対する電子戦妨害技術の幾つかが導入されました。
この機能はAshlukの実弾射撃訓練シナリオでのみ試せます(開発者のhpasp氏によれば、実戦シナリオに導入しようにも、その史実の中でどのように用いられたのかが判らないため、とのこと)。
今回導入された機能は、特定の時代における、特定機種の特定のレーダー作動モードへの対抗技術の再現であり、SAM Simulatorの中でいえばSA-75M/MK Dvina (SA-2F ガイドライン)向けの対抗技術と解釈していいと思います。そして、以降に登場する機種に対してはあまり効果を発揮しなくなっていきます。SA-2Fのどういう特徴を突いたのか、以降の機種ではどういう風に克服していったのかを考えるのが面白いところだと思いますので、私が判る範囲で解説を用意できればと考えています(と言っても開発者のhpasp氏がSimHQのスレッドでコメントした内容をまとめるだけなんですけどね)。

 ・SA-75M/MK Dvina (SA-2F ガイドライン)用シナリオとして、1962年のキューバ危機前夜の状況を再現した「Operation Anadyr(アナディル作戦)」が追加されました。
こういうシナリオが追加されるとまた関連の読み物に手を出してしまいますね、、、。

2015年7月13日月曜日

2015/07/13 (Mon)
http://sky.geocities.jp/std_sk/study/top.html

SAM SimulatorのSA-2Fマニュアル日本語版P20及びSA-2Eマニュアル日本語版p20の記述に間違いがありました。すみません。
修正版をupしておきます。(公式サイトには機会があったら投稿しようと思います)。

誤:レシーバー(レーダー受信)/ダミーロード(疑似負荷抵抗器)切替スイッチ
正:アンテナ/ダミーロード(疑似負荷抵抗器)切替スイッチ

この切替スイッチはレーダー発信用の高周波エネルギーをアンテナ(ANT)に流して電波として発信(=ONAIR)するか、或いはダミーアンテナ(EKV)に逃がして熱変換させるかを選択するスイッチとのこと、海外のフォーラムを見ていて間違いに気づきました。

トランスミッター(送信)をオフにした状態でこのスイッチをアンテナ(ANT)に切替えると、レシーバー(受信)のみが作動状態となりますので、アクティブ・ジャマー機を追跡するのに好都合です。ただしRPK信号(ミサイル誘導信号)は通常通り発信されます。一方、ダミーアンテナ(EKV)に切替えると、レーダーやRPK信号がオンの状態でもアンテナからは何も発信されません。

なお、ダミーアンテナはワイドビーム・アンテナ(方位角・仰角)にしか付いていません。レーダー操作がワイド・モードのときだけANT・EKVを選択可能ですが、ナロー・モード或いはLOROモードはANTのときしか使えません。